岡崎京子の原画展にいきたいな
いけないけど。
岡崎京子。1980年代から始まる、島国日本の熱病「愛と資本主義」の本流をバタフライで泳ぎきり、1996年の交通事故で活動停止。
彼女のもとめた時代が終わったかのような。
東京の世田谷文学館で、「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」という展覧会があってる。
マンガ家・岡崎京子初の大規模展「戦場のガールズ・ライフ」が世田谷で - 300点以上の原画を公開 | ニュース - ファッションプレス
お金ないからいけないけど。
福岡にもくればいいのに
いやいや
この展覧会は東京であるべき。
田舎モノだった私が「東京にあこがれた」のはきっと
東京にはわが町北九州とはべつの世界と時間の流れがあるって信じてたから。
初期の「PINK」に代表されるようなポップでハイパーでハッピーを求めてやまないボーズアンドガールズの世界が好きだった。
「くちびるから散弾銃」はそのまま舞台劇のような盛り上がりが、バブリーなサザエさんのようでもあった。
「ハッピィハウス」のキュートさっていったら!
「リバースエッジ」や「へルタースケルター」の映画っぽさは、映画化したらさみしいよね。やっぱり。
本家のボリスヴィアンの小説よりも、もっと身近で、もっとかわいくて、もっと僕らにぴったりの「うたかたの日々」
短編集はほんと、全てのベッドサイドにおくべき作品だとおもう。
ある地元の音楽化に
「くされサブカル」と呼ばれた(笑)
わかる。
腐ってんだ。なにかが。
サブカルの本流に見えるけど、ちがうんだ。
女の子の音楽仲間や知り合いができるたび「岡崎京子」の漫画を100円で買って、プレゼントする。気に入ってくれる人としか、つづかない(笑)
見えない無数の流れ弾をよけながら、ぼくらは退屈な戦場で暮らしてる
そんな歌をかいたのも100%まぎれもなく岡崎シンパだから。
岡崎さん。
あれからぼくたちの世界は
夢を失い
礼儀正しい難民が増え
絆で結ばれ
ひとつになろうよと歩き始め
僕の嫌いなものが
ヒットチャートを駆け巡るようになったよ。
でも見開きでどーんと描かれた、庭に撒く水のキラキラを忘れない。